モニタリングの実施
■ 半年に1回の“福祉用具の見守り”に行ってきました
私は福祉用具専門相談員として、半年に1回、利用者さんが使用している福祉用具の状態を確認する「モニタリング」を行っています。
※写真は個人情報を含まないサンプルのモニタリングシートです。
福祉用具は、ただの道具ではなく、その方の生活を支える大切なパートナー。 だからこそ、安心して使い続けられるよう、定期的な見守りが欠かせません。
特に、認知症のある方や体調の変化が大きい方の場合、ご本人の言葉だけでは分からないこともあります。そこで、日々そばで支えて下さっている施設スタッフさんの声がとても頼りになります。
■ まずはスタッフさんから日常の様子をヒアリング
訪問すると、最初にスタッフさんへ最近の様子を伺います。
• 以前より疲れやすくなっていないか
• 使いづらそうにしている場面はないか
• 転びそうになったことはないか
• 表情や動作に変化はないか
毎日見守っている方だからこそ気づける小さな変化が、福祉用具の調整につながることも多いんです。
■ 利用者さんの状態と福祉用具をチェック
次に、利用者さんとお話ししながら、実際に福祉用具を使っている様子を確認します。
• 車いすの高さは合っているか
• ベッドの柵や手すりは安全に使えているか
• 歩行器のブレーキはしっかり効くか
• クッションのへたりや破損はないか
認知症のある方の場合、言葉よりも表情や動きがヒントになることもあります。 「この高さだと座りやすそうだな」「少し怖がっているかな」など、細かな反応を丁寧に見ていきます。
■ 必要に応じてその場で調整も
高さを少し変えたり、クッションの位置を直したり、できる範囲でその場で調整します。 小さな調整でも、座り心地や安全性がぐっと変わることがあるため、とても大切な工程です。
■ 最後にモニタリングシートをまとめてケアマネさんへ
確認した内容はモニタリングシートにまとめ、担当のケアマネージャーさんへ提出します。
• 利用者さんの状態
• 福祉用具の点検結果
• 必要な調整や今後の提案
• 次回までの注意点
利用者さん・スタッフさん・ケアマネさん・私の4者で連携しながら、安心して暮らせる環境づくりを続けています。
■ おわりに
福祉用具は、生活を支える大切な相棒です。 「ちょっと使いづらいな」「なんとなく不安だな」という小さな違和感が、転倒やケガにつながることもあります。
だからこそ、定期的に見直しながら、その方にとって“ちょうどいい”状態を保つことが大切だと感じています。
これからも、利用者さんの毎日が少しでも安心で、少しでも快適になるよう、丁寧に見守っていきたいと思います。


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